サーフボードの選び方(ショートボード)

サーフボード選び方2

サーフボードの選び方
●サーフボードの名称と特徴
名称
サーフボードは、色々な箇所に特徴があり、様々なサイズや種類のものがあります。
サーフボードの特徴を表す名称を覚えると共に自分に合ったサーフボードを探しましょう。

■アウトライン
サーフボード全体の形のこと。
サーフボードに求められるスピード性と回転性を決める全体的な形状をアウトラインと呼びます。
アウトラインが直線的であるほどドライブする加速性に優れ、丸みを帯びた曲線が強くなるほどマニューバーにおける回転性に優れ、ルースなコントロールを可能にします。

■ロッカー
サーフボードの反り。
ノーズロッカーとテールロッカーあり、この反りの角度の強弱で波に対して接水する面積が異なり、基本的にロッカーの強いボードはライディング上の回転性が優れ、ロッカーの弱いボードは直進する加速性に優れます。

●レール
レール形状
サーフボードの横側エッジ部分。
このレールを波面に入れたり、出したりする抵抗や反発力でターンを可能にする。
分厚いボキシーレールやエッジの尖った薄いテーパーレール、丸みのあるソフトレールなど、波質や脚力などによってレール形状は好みに分かれる。レールが厚いと波に対する反発が大きいためスピードを得られやすい反面、抑える抵抗が大きくなるので体重や脚力が必要になる。レールが薄いと入れやすいがスピードを得られないことになる。浮力や反発力と同時にコントロール性を考えてレール形状を考えるべきです。1本のサーフボードでもその部位によってレール形状は異なっている。また、テール部分の幅を抑えるために急激に絞り込んだウィングレールもある。

■ロー(テーパー)
浮力が無いのでレールを深く入れるターンを可能にするが、加速性に劣ってしまう。反応が早いためホレた波に適し、コントロール性を重視するアグレッシブなサーフィンに向いています。脚力の無い人にも好まれています。

■ミディアム(ソフト)
テーパーとボキシーの中間的なデザインで癖が無く、一般的なデザインのレール形状。

■ボキシー
浮力があるので、反発が強く加速性が良いが、レールを入れずらいためターン時のコントロールが難しい。厚い波でクルージングするサーフィンに適しています。

■長さ
サーフボードの縦の長さを表す指標。
乗る人の身長や乗る波の大きさによってサーフボードの長さは異なる。長いほどスピードが出て安定するが、回転性が劣ってきます。一般的なショートボードの長さは、5’10“~6’3”位であるが、最近話題のミニボードは5’2“~5’9”など幅広く人気を集めている。
また、ビッグウェーブ用のガンと呼ばれる7’0“~9’0“位のサーフボードもあります。
初心者は6’4”~7’0“位のファンボードから始めてみると良いでしょう
★サーフボードインチ計算表は以下
サーフボードサイズ表

■幅
サーフボードの横の長さを表す指標。
基本的に横幅があることでサーフボード自体が安定しますが、波のフェイスが整っていない場合など波面の凸凹を拾ってしまい、直進性が不安定になる要素もあります。
細いとターンの切り返しがスムーズですが、初心者はバランスを失いやすくなります。一般的なショートボードは46~48㎝前後です。
初心者には48~52cm位あって良いでしょう。

■厚み
サーフボードの一番厚みのある部分の指標。
厚みが増すことで浮力が強くなり、パドルやテイクオフは早く楽になります。
しかし、スピードをコントロールできる技量を持ち合わせていないと、思った以上に加速してしまいバランスを失いやすくなります。
薄過ぎてしまうとコントロール性は優れてもスピードの出ないボードになってしまいます。

■ノーズ
サーフボードの先端部分のこと。
ノーズはサーフボードによって形状が異なりますが、先が鋭く尖っているのが通常です。
ライディングの取り回しを楽にするためですが、先端部分自体はあくまでもデザイン性が強く、あまり意味はありません。
先端より1ft(30㎝)辺りがどのような形状になっているかで性能が変わってきます。先が丸いラウンドノーズなど、ボードの前にボリュームがあることで浮力が増してテイクオフが早くなり、直進性に優れます。

●テール
サーフボードの後部分のこと。
テール部分はレールと同様に波面に入れたり、出したりするコントロール部分になります。
テール形状でターン性能やドライブ感が大きく変わってきます。
テールデザインは様々なタイプがありますので自分に合ったテールを選択しましょう。
また、テール付近の幅が広いか狭いかによって性能が変わります、幅が広ければ小さな波のパワーも拾ってスピードのあるターンを可能にし、幅が狭ければ大きな波でもスムーズなターンを可能にします。
テール形状
■スカッシュテイル
ショートボードで最も多く採用され、素早いターンやドライブの効いた大きなターンを可能にし、アグレッシブなサーフィンに適しているテール形状。

■スワローテイル
小波用ボードに多く採用されている。幅が広いボードでも回転性を失なうことなく、素早いターンを可能にするように水の抵抗を抑えたテール形状。

■ラウンドテール
スカッシュに比べターン時のコントロールがスムーズになり、カービングターンに適している。サイズの小さい波でも比較的に回転性が高いテール形状。

■ピンテイル
水の抵抗が少なく直進性に優れているため、ホレた大きな波用のボードに適している。ビッグウェーブ用のボードに多く採用されるテール形状。

■ストリンガー
サーフボードの中心には、縦に幅が5ミリくらいの木材の事。
これは、サーフボード本体のウレタン素材を波などの衝撃から補強するために入っているのです。
更にサーフボードの強度を増したり、ボードの性能を変えるために複数のストリンガーを入れたり、レールに沿った位置にストリンガーを入れたタイプのサーフボードもあります。

■デッキ
サーフボードの表面のこと。
パドル時に腹ばいになったり、ライディング時に立ち上がる表側の面。ワックスを塗ったり、デッキパッチを貼る面。

■ボトム
サーフボードの裏面のこと。
フィンセッティングやコンケーブ、チャンネルなど水の流れを計算して設計された接水面。

●コンケーブ
ライディング時における波面とサーフボードボトム面の水の流れや抵抗を考え、ボトム面に緩やかに施されている溝。
シングルコンケーブやダブルコンケーブ、Vボトム、チャンネルなどの種類があります。ボトムにコンケーブを施して水の流れを作り出すことによって、ボード自体の浮力以外に水の流れから揚力が加わり、ボードが加速すると揚力も強くなることからボードを自在にコントロール性を追求できる長さ、幅、厚みまで抑えることが出来るのです。
波のパワーゾーンをキープしやすく、波面に張り付くように波のパワーをホールドしてスピード性やコントロール性を向上させます。
しかし、コンケーブが深いと波面が悪い場合などに引っ掛かりやクセを感じてしまう場合がありますので、初心者はフラットボトムやクセの無い浅めのコンケーブを選ぶと良いでしょう。
コンケープ形状
■フラットボトム
フラットで平らなボトムは、波のパワーをダイレクトに受けられる。
水の流れる抵抗が少なく、波のパワーゾーンから外れても浮力があるためスピードを保ちやすい。
チョッピーな波やパワーの無い波では深いコンケーブの入ったボードより優位。

■VEEボトム
テール付近でV型に盛り上がった形状のボトムは、左右に加重してコントロールを容易にする反面、波面が悪いとふらついたり、バランスを取りづらい。水の抜けを速くするためにパワーのある波や大きな波に適している。

■シングルコンケーブ
ノーズからテールにかけて緩やかに凹んでいる曲線的な溝。
一直線に水が流れるため直進性に優れ、パワーゾーンで加速しやすい。早い波やホレた波でも比較的に安定してパワーゾーンをキープしやすい。

■ダブルコンケーブ
テールにかけて緩やかな曲線の溝がが二つ分かれる形状。
スムーズに水を流すためにボトムセンター付近からシングルコンケーブを施し、テールにかけてダブルコンケーブとなるタイプのボードが多く、シングルよりダブルにすることでターンのきっかけをつくりやすく、さらにVボトムのようなコントロール性能を取り入れている。

●フィン
サーフボードのテール寄りボトム面に取り付けられる舵の役目をするもの。
このフィンによってサーフボードは直進する安定感や左右へ進路を変更する方向性を決めることが可能になる。
フィン
フィンの数で呼び名が変わり、1本はシングルフィン、2本はツインフィン、3本はトライフィン、4本はクワッドフィン、5本はファイブフィンと呼ばれています。
フィンは、グラスオンフィンと言われる取り外し出来ないフィンから、FCS(フィン・コントロール・システム)ワンタッチで装着できる、FCS2やフューチャーフィンなどの取り外し可能タイプのフィンが主流となっています。
取り外し可能なフィンは、サーフボードの持ち運びやサーフトリップにも便利で、様々なデザインや色々なテンプレートのフィンに交換して試せることが最大の利点です。スピード性を重視したフィンや回転性を重視したフィン、軽量化されたフィンやデザイン性を重視したフィンなど様々なフィンがありますので、自分に合ったフィンを見つけて下さい。

■シングルフィン
センターフィンが1本のみのシングルフィンは、直進するための安定感に優れ、大きなラインで波に乗るロングボードに向いているフィンです。

■ツインフィン
サイド2本フィンのため回転性に優れ、クイックなターンを可能にする反面、センターフィンが無いため直進する安定性に欠けてしまうフィンです。

■トライフィン
センター1本とサイド2本の合わせて3本になるトライフィンは、シングルフィンの直進性とツインフィンの回転性を併せ持ち、ショートボードで最もポピュラーなフィンです。

■クワッドフィン
サイド4本になるクワッドフィンは、細かいターンもしやすく、横に走る加速性に優れ、厚い波でもスピードつけてターンすることが可能になるフィンです。

■リーシュカップ
リーシュコードを繋ぐ部分。
リーシュカップになっているものや、ロービングという樹脂で固められたタイプがある。
サーフボードとリーシュコードを繋ぐために間に紐を通すが長過ぎるとサーフボードを傷つけてしまう場合があるので短めにしておくと良いでしょう。

■サーフボード素材による特徴
現在では、軽量化や耐久性のためサーフボードの素材は様々なものがあります。
昔の木製ボードから変わり、今に至って主流なのは、目の細かい丈夫な発泡スチロールのようなウレタンフォーム素材にポリエステル樹脂でコーティングされたボードです。他には、エポキシやEPS、モールドボードなど、それぞれに特徴があり、エコを考えた「アライア」という木製ボードもコアなファンに支持されているようです。

●ポリエステルボード
ポリエステルボード
発泡スチロールのようなウレタンフォーム素材にガラスファイバー繊維のクロス巻いてポリエステル樹脂で固めてコーティングされているのがポリエステルのサーフボードです。
ウレタンフォームはシェイプして加工することが容易で、適度な重さと柔軟性があり、力のある波に対しての相性は良く、プロサーファーから一般まで幅広く使用されているボード素材です。ポリエステルの特徴は、クロスを何層にして巻くかによってボードの重量や耐久性が変わり、プロサーファーのボードはクロスを一層にして軽量化を図る分、耐久性を失って壊れやすいボードになってしまいます。
シェイパーやラミネーターによってハンドメイドで生産されていることが多く、他の素材のボードに比べると生産性や効率性は高いと言えます。また、ボード表面にできる凹みや日焼けによる変色、壊れた箇所からの水の浸入などを考えると非常にデリケートな素材になっていますので取扱は慎重になる必要があると言えます。

■モールドエポキシボード
エポキシボード
頑丈で壊れにくいため、当初は初心者用のボードを多く生産していましたが、近年の開発によってボードを薄くしても、安定した浮力と頑丈な強度、ターン時における柔軟性を確保しています。
ハンドメイドシェイプと異なり、同一スペックのボードを正確に量産することが可能になります。また、リペア時にもクロスや樹脂など使用することなく、パテで補修してサンディングペーパーで整えるという作業で簡単に修理することが可能です。「浮力があり過ぎてボードの反発が強い」、「柔軟性が無いためしならない」、「ワックスがのらない」などと言われている時期もありましたが、ボードを薄くしたり、新たな改良を繰り返して一新されています。しかしデメリットとして、コンピュータによるマシンシェイプのためにオーダーでシェイプすることが出来ず、量産された既製品を選ぶことしか出来ないという欠点がります。メリットは、ボード表面にできる凹みは少なく、日焼けによる変色もありません。、壊れても水分を吸わない素材になっていますので取扱は楽な素材と言えるでしょう。また、パワーの無い小さな波でもスムーズに性能を発揮するという利点もあります。

■EPSボード
EPSボード
EPSフォームのボードは、従来のポリエステルボードより浮力があるため、サーフボードを短く、薄くすることが可能になり、よりクィックでハイパフォーマンスな反応の良いボードを作ることが出来るのです。
EPSとは、「Expanded Poly-Styrene(エクスパンダブルポリスチレン)」を略して「EPS」と呼ばれ、身近なところでは「発泡スチロール」となります。この発泡スチロール製のフォームをエポキシ樹脂でラミネートすることで軽量化された強度の高いボードが開発されたのです。モールドエポキシボードとは異なり、自由自在にシェイプすることが可能です。ポリエステルのボードよりも強度があるために破損や凹みも少なくなります。勿論ですがリペアする場合には、エポキシ樹脂を使用しなくてはいけません、ポリエステル樹脂を使用するとフォームが溶け出してしまうので気をつけて下さい。
また、ボードの軽さを追求したことで、強いオフショアに煽られてしまったり、ドライブ感や安定感を失ったように感じる方もいるかもしれません。このような場合には、ラミネート時にクロスを多く巻いて重さを増すことで調整が可能です。最軽量のEPSボードですが、エポキシ樹脂のために熱には弱く、60℃位の環境になるとボードが膨張して変形してしまいます。
冷やすことで自然に直るのですが、直射日光や車内での保管には注意が必要です。
EPSボードは、リサイクル可能な素材であるため今後も主流となるかもしれません。

■カーボンボード
カーボンオード
ボードのセンターにストリンガーを用いないことで、ターン時におけるボードの「しなり」を反発に変え、伸びのあるターンや加速するドライブ感を味わうことが可能になります。
パラボリックボードは、この原理を利用して両側のレールに沿って2本のストリンガーを採用しています。このストリンガーを一切使用せず、レイルにカーボンファイバーを採用してボードの強度を高めています。レールにストリンガーを入れたパラボリックボードよりも、レールにカーボンを採用したカーボンボードの方がしなり、反発も強いため注目されています。
自由自在にシェイプすることが出来るのでイメージに合わせてオーダーすることが可能になります。

■カーボンファイバーボード
カーボンファイバーボード
カーボンファイバーとフォーム複合体の組み合わせをエポキシ樹脂で固めてあり、ボードの中が空洞になっている中空構造なのです。
軽量な上に耐久性・フレックス性に優れたボードになっています。
中が完全に空洞であるためデッキとボトムを繋ぐ箇所はレール周りのみとなり、デッキ面はターンにおいてフレックスし、ボトム面はロッカー形状を維持します。
中空構造は理想的なボードの反発力を生み出すと同時に、波面にあるコブなどの衝撃を吸収して和らげるエアーサスペンション役割も果たしています。自然な浮力を最大限に利用することでボードはドライブしやすく、また軽量でありながらも強度に優れた耐久性を備えています。しかし、万が一にも海の中でボードが破損してしまえばボード内に水が入り、浮力を失ってしまう危険があります。

■サーフィンをはじめる時の理想的なサーフボード
どんなスポーツにも言えることですが、とくにサーフィンは「見るのとやるのでは大違い」のスポーツです。海の上にサーフボードを浮かべてみるとわかりますが、バランスを取ることに苦労します。波待ちやパドリング、テイクオフの難しさを実感するでしょう。サーフィンをはじめるなら、やはり楽しさを実感できるボードを購入するべきでしょう。では、どのようなサーボードが良いのか考えてみましょう。

■長さ
波に乗る感覚を早く覚えるためには、テイクオフをマスターしなくてはいけません。そのためには、テイクオフが楽に早くできる長さのあるボードが必要になります。長さに余裕があることで波に押されてテイクオフしやすく、パドリングやテイクオフも安定するのです。
自分の身長より30cm位長いボードが理想的です。

■幅
幅の広いボードは安定性に優れ、パドリングやテイクオフ時のバランスをサポートしてくれます。ボードの幅が広いことで接水面が大きくなり、波のパワーを受けやすいことからテイクオフも楽に早くなります。48~52㎝位の幅が目安です。

■厚み
厚いボードは浮力が大きくなるため、テイクオフやパドリングが安定し、早く行なうことが可能になります。加重してスピードつけることが出来ない初心者でも、ボード自体の浮力で加速してくれるのです。
また、体重のある人は厚みのあるボードが適しているので自分に合った厚みを理解できるようにしましょう。5.9~6.4㎝位の厚みが目安です。

■ロッカー
ロッカーが弱いとボード自体の接水面が大きくなり、加速しやすくなります。
小さな波や厚い波でもロッカーが弱いことで直進性に優れていますのでロッカーを抑えたタイプのボードを選びましょう。

※最初に選ぶサーフボードは、充分な長さと幅をもっていて安定性があり、パドリングやテイクオフを早く楽にできるように浮力のある大きめのボードが良いでしょう。楽しくないボードに乗っていても上達は望めません。短く、細く、薄い上級者用のボードは、バランスを失いやすく、コントロールすることが難しいものです。楽しみながら波に乗る感覚を掴んでしまえば上達するの早いのです。
そのためにも「早く」、「たくさん」、「楽に」乗ることができる上達するボードに乗ることを絶対にお勧めいたします。

※これからサーフィンをはじめる方へ
サーフィンをはじめる時、大きなボードを使用することに抵抗を感じてしまう人がいますが、基本動作を早くマスターすることが一番大切なのです。
基本動作をマスターしてこそ次のステップに進めます、確かに上級者用のボードはカッコいいかもしれませんが、それを乗りこなすことが出来なければ何の意味もありません。遠回りして時間が掛かり、全く上達しない方がよっぽどカッコ悪いことかもしれません。最初は誰でも初心者です。自分のレベルに合ったサーフボードを乗りこなしていくことで確実にレベルアップするのです。

※マジックボードに出会うためには
自分の能力を最大限に引き出し、これまでメイクすることが難しかった波やアクションを可能にしてくれるボードです。マジックボードとは、体力や経験、技術やクセなど乗り手によって異なるもので、自分自身に最高にマッチして、乗ることでサーフィンが進化してゆくボードのことを言います。
自分に最適なマジックボードを手に入れることでサーフィンが楽しくなり、上達も早くなります。
思ったとおりのマニューバーを描いたり、アクションを決めたりとサーフィン技術を向上させるためにはマジックボードに出会うことが大切です。

※surfing-style.comより一部引用

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