海のゴミの問題はとても深刻で、特にプラスチックは、分解されないのでずっと海を漂い続けてしまう、海に流出するプラスチックゴミは生態系に危険な影響をもたらす、海岸から海に流出する、世界の海に流出したそのゴミの量は、2010年だけで合計480万~1,270万トンに上るという推定が発表された。
破片が微細化していくため、海洋の食物連鎖の要となるプランクトンからもプラスチックが検出されている。また、毎年100万羽以上の海鳥と、10万匹にのぼる哺乳動物やウミガメが、プラスチックなどをエサと間違えて食べたために死んでいるとされるほか、プラスチック自体から環境ホルモンが溶け出す危険性もある(日本語版記事)
科学者らの推測によれば、2010年には、海岸線を有する192の国や地域(そこで暮らす人口は、世界総人口のおよそ93%を占める)において、25億メートルトンの固形廃棄物が発生した。そして、これらの固形廃棄物のうち約11%(2億7500万メートルトン)がプラスチックだったという。
そんな深刻なゴミの問題を一石を投じたのが、動画の魔法のバケツ、これは元より熱帯魚の水槽の油膜取りなどで使われている原理と一緒で、原理はいたって簡単。
水面数センチに沈めたseabinが、海水ごとゴミを飲み込んでいきます。ちょうどお風呂にバケツを上からググッと沈めていったとき、淵からお湯が流れ込んでくる、あの感覚に近い。しかし、こちらは循環ポンプの動力型。seabinの底から順次パイプから排水し、ろ過フィルターを通してまた、海へと海水を戻していきます。seabinの吸引力は、小魚を巻き込まない程度に小さくも最大の効果を発揮する計算だとか。
オーストラリア人のPete CeglinskiさんとAndrew Turtonさん、が開発したのが「seabin」。
海のゴミ箱です。、彼らは現在、クラウドファウンディングIndiegogoにて資金調達中で、うまく資金を集めて、海のゴミの掃除をしてもらいたい・・・・しかし元々は捨てなきゃいいんですからね・・・・
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