【動画】これからの季節気をつけて!雪崩の動画、、

これからの季節気をつけて!雪崩の動画、、

今回の動画は、スノーボーダーが雪崩から間一髪避ける動画でおまけの者もついてきますが・・・・

雪崩事故の統計は、人が巻き込まれる雪崩のほとんどは、その人の選択の結末であって、偶然の結果ではないことを示しています。
これは自然コンディションを理解し、それに合わせた行動がいかに大事であるかによります、という事はこのスノーボーダーがおこした雪崩なのでしょう。

雪崩とは、「斜面上にある雪や氷の全部、または一部が肉眼で識別できる速さで流れ落ちる現象」を言い、積雪が崩れて動き始める「発生区」と、発生した雪崩が通る「走路」、そして、崩れ落ちた雪が積み重なる「堆積(たいせき)区」から成っています。また、雪崩によって堆積した雪を「デブリ」と呼びます。
なお、雪崩は”すべり面”の違いによって、「表層(ひょうそう)雪崩」と「全層(ぜんそう)雪崩」の大きく2つのタイプに分けられます。

■表層雪崩
・気温が低く、既にかなりの積雪がある上に、短期間に多量の降雪があったとき
(例えば、1メートル程度以上の積雪の上に30センチ程度以上の降雪があったときなど)
・急傾斜で、特に雪庇(せっぴ)や吹きだまりが出来ている斜面
・0度以下の気温が続き、吹雪や強風が伴うとき

■全層雪崩
・過去に雪崩が発生した斜面など
・春先や降雨後、フェーン現象などによる気温上昇時
・斜面に積雪の亀裂ができている

もし、雪崩にあってしまったら
足元が動き、雪崩の発生に気づいた人は、その瞬間に、叫んでください。これは、たくさんの目で流されていく人を注視し、どこで見えなくなったのか、どの方向に流されたのかを見届けることで、初動捜索を速やかに進めるため、とても重要です。もし可能であれば、気づいた瞬間に、雪崩エネルギーの小さな、横方向へ逃げます。滑走前に、どこが安全地帯であるかを考えておくことも大事です。

流下する雪崩に巻き込まれ、流され始めたら、その表層に留まれるように努力します。流下する雪崩の密度よりも、人の密度のほうが大きいので、何もしないと沈みます。また、外れない滑走用具(スノーボードやテレマーク)は、抵抗となり、流下する雪崩の底に人を引き込む役目(アンカー)となります。スキーヤーであれば、ストックの手革も同様です。

雪崩が停止する前に、可能であれば、エアポケットを作るようにします。また、もし、上がわかるのであれば、そちらの方向に片手を突き出すこと有効です。もし、少しでも手がでていれば、素早く掘り出してもらえるかも知れません。そして、埋まってしまったら、何もできることはありません。雪崩れるスラブの統計的な重さを思い出してください。真っ暗で、冷たく、まったく身動きでないところに、閉じこめられるのが埋没の現実です。雪の圧力で、たとえ頭部を下に埋まっていても、それに気づかないことも、ごく普通にあります。

<セルフレスキュー>
雪崩に遭遇しなかった仲間が、埋没者を捜索・救助することを、<セルフレスキュー>といいます。この時に必要になるのが、ビーコン・プローブ・シャベルの3点セットです。これを「三種の神器」と呼ぶ場合もありますが、所持していても生還できないことがありますので、過大な呼称です。15分以内の捜索・救出が一つの目安になっており、経験則として、30分を超えて生存するには、ある程度の大きさのエアポケットが必要であると言われています。
統計が示す雪崩による死亡原因は、窒息65%、岩や木など障害物への激突25%、低体温症やショック10%となっています。また、埋没深が2mを超えるような場合、生還の可能性は非常に低くなります。
実際のセルフレスキューは、ビーコン捜索だけではなく、捜索する仲間との統制の取れた全体手順がとても大切になります。これは、フィールドでの練習が必要です。

では、もしビーコンを所持していない場合、どのようになるでしょうか。写真は、列を作り、プローブを使って、埋没者を捜索する訓練をしています。
20名がプローブ・ラインを構成し、100m×100mの範囲をカバーするには、もっとも簡易な自分の前を一箇所刺す方法で、4時間ほど掛かります。
3点を刺す丁寧な捜索方法では、同じ範囲をカバーするのに20時間掛かると言われています。これは1日で捜索活動が終わらないことを意味します。また、プローブ・ラインによる捜索は範囲内を完全にカバーできません。
一歩前に進む際、埋没者を跨いでしまう可能性があるからです。

 吹雪時の雪崩など、雪崩発生後も、そのリスクが低下していない場合、そこに大人数の捜索隊を投入できないこともあります。
しかし、家族や仲間は、一刻も早く助け出したいのは言うまでもありません。つまり、ビーコンは、自身の生還の可能性を高めるだけではなく、家族や友人、そして警察や消防、遭難対策協議会といった第三者に、不要なリスクを冒させないためにも、所持すべきです。ビーコンを所持していれば、同じ範囲を5分ほどで、およその埋没位置の特定が可能だからです。

これからのシーズン、スノーボードに行かれる方も多いでしょう、スノーボードは初心者でも行きやすい為、自然の怖さを認知していない方も多くいらっしゃいます。
少しでも、この動画から雪崩の危険を伝えらればと思います。

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